googooで生まれた子と、その親 ── 日本で生まれたミーアキャットの育ち方

2026年8月28日 / ミーアキャットカフェ googoo(吉祥寺)

先に結論

当店には、タイで生まれた親と、日本で生まれたその子が、いま同じ店にいます。

親はチョコちゃん、子はブラウニーくんです。出生地の欄を見比べると、チョコちゃんは「タイ」、ブラウニーくんは「日本(googoo)」と書かれています。

この2頭を並べると、ミーアキャットの育ち方について、写真だけでは伝わらないことが見えてきます。

一 出生地の欄には、育ち方の違いが入っている

ミーアキャットは、日本では長らく輸入に頼ってきた動物です。当店の個体も、全員がここで生まれたわけではありません。

出生地が違うと、赤ちゃんの時期をどこで過ごしたかが変わります。

どちらが良いという話ではありません。育ち方の履歴が違う、ということです。

二 なぜ「群れの中で育ったか」が効くのか

ミーアキャットは、野生では群れをつくって暮らします。その群れの中では、食べ物を探す役、子育てをする役、高い所に立って周りを見る見張り役、そして若い個体に教える役が分かれています。

(出典:ミーアキャットの性格/ADW "Suricata suricatta"、Kalahari Meerkat Project)

つまり、ミーアキャットにとって群れは「一緒にいる相手」ではなく、育つ場所そのものです。

そして、社会化の時期は生後2〜4か月とされています。この時期をどう過ごしたかが、後の関わり方に効いてきます。この窓を逃した育ち方は、噛みの理由の1つにもなります。

(出典:ミーアキャットが噛む理由と防ぎ方

ブラウニーくんは、この時期をチョコちゃんのいる群れの中で過ごしました。

三 それでも「懐く」を甘く見ないでください

ここが、いちばんお伝えしたいところです。

群れの中で育った個体は、人との関わり方を早くから覚えます。ですが、犬や猫のように人へ頼りきる形では懐きません。

当店が累計50頭を超える個体を見てきた中で言えるのは、こういう形です。

なつきます。ただし、群れの一員として受け入れる、という形のなつき方です。個体差が大きく、同じ育て方をしても同じにはなりません。

(出典:ミーアキャットはなつくのか

「ここで生まれたから必ず人懐こい」ではありません。育ち方の履歴は条件の1つで、保証ではありません。

チョコちゃんはタイ生まれですが、いまは当店のカフェ組で、マイペースでおしとやかな性格です。出生地だけで性格は決まりません。

四 見に来ていただくと分かること

親と子が同じ店にいる、というのは、写真では伝わりにくい情報です。

こうしたことは、実際に同じ空間で見ていただくのがいちばん早いです。

30分1,650円(税込)から。ワンドリンクは550円からです。
吉祥寺駅の公園口から徒歩1分。全曜日 11時から19時まで開いており、定休日はございません。

ご来店・料金の詳細はこちら

五 お迎えをお考えの方へ

出生地や育ち方は、お迎えを決めるときの材料の1つになります。ですが、それだけで決められるものでもありません。

住まいの条件、在宅の時間、毎月かかる費用、診ていただける病院。確かめることは他にもあります。

なお、この記事に出てくるチョコちゃんは卒園生で、お迎えはできません。当店で会っていただける子です。


この記事の出どころ

書いた人

東 喜幸(あずま よしゆき) ※本名:東海林 喜幸(しょうじ よしゆき)
ミーアキャットカフェ googoo 共同経営者。書籍『ミーアキャットと幸せに暮らす』著者(ASIN: B0D5646QM3)。
2023年10月の開業以来、累計50頭を超えるミーアキャットの飼養に関わり、23頭を新しい家族のもとへ送り出してきました。
著者について

現場監修

東海林 藍(しょうじ あい)
ミーアキャットカフェ googoo 店長。動物取扱責任者(第一種動物取扱業登録 23東京都展第103430号)。
23頭の卒業(譲渡)全件を担当。有料飼育相談(30分4,000円)を担当しています。

利益相反の開示

当店はミーアキャットのお迎え(販売)を行っております。本記事には当店の個体ページおよび料金の頁への内部リンクが含まれます。