ミーアキャットに散歩は必要? — 結論は「必要ありません」。屋外の3つの危なさと、室内での運動の作り方
第一種動物取扱業 登録番号: 23東京都展第103430号(展示・販売) / 動物取扱責任者: 東海林 藍 / 登録機関: 東京都 / 動物愛護管理法第7条第4項に基づく終生飼養原則を遵守しています。
緊急時の医療体制として提携動物病院と連携しています。お問い合わせ: 070-8525-0587
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結論 — 散歩は必要ありません
「ミーアキャット 散歩」でお調べの方の多くは、犬を飼った経験からお尋ねくださっているように感じます。犬は運動欲求を外で満たす動物ですので、その延長でお考えになるのは自然なことです。
ただ、ミーアキャットは違います。この動物が野生でしている運動は「歩く」ではなく「掘る」と「立つ」です。乾燥地帯で1日中 穴を掘り、交代で立って見張りをします。長距離を移動する動物ではありません。
ですので、掘れる場所と、高さのある場所が室内にあれば、運動量は足ります。当店では20頭前後を室内で世話しておりますが、散歩に出したことは一度もございません。
屋外へ出す3つの危なさ
一 脱走 — ハーネスから抜けます
いちばん申し上げたいのがこれです。ミーアキャットは体が細く、肩の関節が柔らかい動物です。狭い穴に入る作りをしていますので、犬用・猫用のハーネスでは、驚いた拍子に後ろ足で押して抜けます。
抜けた後がさらに厄介です。この動物は驚くと穴に入る習性があります。側溝・室外機の下・植え込みの奥へ一直線に入り、そこから出てまいりません。日本の街に、この子が自力で戻れる目印は1つもございません。
二 感染症 — 日本の屋外は 育った環境ではありません
ミーアキャットの本来の生息地は、南部アフリカの乾燥地帯です。日本の屋外の土壌・水たまり・他の動物の排泄物に含まれるものに対して、この動物が備えを持っているとは限りません。
⚠️ 当店は獣医師ではございませんので、個別の病名を挙げてご説明することはいたしません。ただ、「未知のものに触れさせる理由が、散歩には無い」という考え方を採っております。得るものが無く、失うかもしれないものが在るためです。
三 拾い食い — 掘って、口に入れます
掘るのが仕事の動物です。屋外に出せば掘ります。掘った先にあったものを口に入れます。煙草の吸い殻・除草剤のかかった草・小さな金属片。室内であれば人が管理できますが、屋外ではできません。
では、室内で何を用意するか
| 掘れる場所 | 床材を厚めに敷いた区画。掘る物が無いと、床や布や壁を掘ります |
|---|---|
| 高い見張り台 | 部屋全体を見渡せる高さ。見張りは室内でも消えません |
| 日の当たる場所 | 朝いちばんの日光浴で体温を上げます。窓辺が使えると良うございます |
| 隠れられる場所 | 驚いた時に入る所。無いと、家具の裏など人が手を出せない所へ入ります |
| 同居の相手 | 野生では20〜50頭の群れです。単独では暮らしません |
この5つが揃っていれば、散歩に出す理由はございません。逆に申しますと、この5つが揃わない環境では、散歩で埋め合わせることもできません。散歩は代わりになりません。
「日光浴のために外へ出したい」というお尋ねについて
これはよく伺います。お気持ちはよく分かります。ただ、窓越しの日差しでも日光浴はできます。当店の子たちは毎朝、窓から差す日の当たる場所を自分で見つけて、おなかを向けて温めております。
⚠️ どうしても屋外の空気に当てたいという場合も、ハーネスは抜けるという前提だけは崩さないでいただければと存じます。当店では推奨しておりません。
実際の暮らしぶりを ご覧いただけます
「掘る」「立つ」「日を浴びる」が どのくらいの時間・どのくらいの激しさなのかは、文字では伝わりにくいところです。
当店は日本初のミーアキャット専門のふれあいカフェです。20頭前後が同じ空間で暮らしており、散歩に出さない飼い方が実際にどう成り立っているかを、そのままご覧いただけます。
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この記事の出どころ
「散歩は必要ない」という判断は、当店が2023年10月の創業以来 関わってまいりました累計50頭を、一度も屋外へ出さずに世話してきた実際の運用に基づきます。
⚠️ 当店は獣医師ではございません。感染症については病名を挙げず、考え方のみを申し上げております。ご不安な点は かかりつけの獣医師にご相談ください。
⚠️ 個体差がございます。すべての子に当てはまるとは限りません。